私が思う完璧な断熱工法
私が家を建てる際たいへん悩んだ事がある
それが建物の断熱である
壁の中に入れる断熱材で建物を断熱するのが一般的だ
外壁下地の上に発砲スチロールを圧縮したような板を貼る工法もある
上記2点のやり方に常日頃疑問を抱いていた
理由は前回の記事で述べた気体が密閉される(気密)の問題からだ
外断熱の場合強度も心配だ
私の理想は強度があり断熱しながら呼吸する(通気する)外壁であった
当時そのような材料など聞いた事がなかった また誰も外壁の通気に重点を置いてない
そんなある時私は外壁材を取り扱うメーカーの社長とその研究所でお会いできる機会があった
その時は別件の仕事の打ち合わせで伺ったのだが
思い切って『通気して、断熱効果があり、強度があって、安価で・・・そんな外壁材料ありますか』
なんて聞いてみた。
初対面である
他の研究員あは唖然としていた
メーカーの社長は『おもしろい事考えるね・・・』
と言い、ある研究員を呼び出しその場で会議しはじめた
『断熱効果出すならある程度の厚みを・・厚み出すなら軽くないと躯体(柱・はり など)に負担がかかる・・防水処理は?(雨が浸み込んでこないように)』
そして色んな骨材(石・陶器などを細かく砕いたもの)をひっぱり出してきた
おおよその基本ができたので次回までに製品化してくれるまでに至った
出来た製品が、骨材はガラスの真ん丸の焼き物で大きさは1mm、セメント、特殊な薬を混ぜたものだ
びっくりする程軽く水に漬け空気を送ると空気が通る
防水方法は施工後はっ水(水をはじく)剤を塗布する
この方法で早速施工された
塗った厚みは55mm
開発して頂いた研究員も施工を指導し一部始終撮影していた
メーカーの社長も遠方から施工も見にいらっしゃった
この工法は外断熱工法の部類にはいる
断熱効果、壁強度(壁にひびが入りにくい)、通気効果、防水に優れるだけでなく、そのまま外壁下地となる
我が家は屋根にもこの工法を採用した
セメント・骨材は別々に仕入れる事でコストが下がった
壁も屋根も両方とも施工は各1日で終わったのでそんなに人件費もかかっていない
開発して頂いた研究員さんは外壁の仕上げ材も作っていただいた
外壁の仕上げ剤もとんでもない事を要求した
そのお話は次回・・・
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